スマホ・携帯電話を売却する前に知っておこう!キャリアの下取りと買い取り専門店、どちらが高い価格で買取してくれる?

昔はdocomoやauやソフトバンクといったキャリアが下取りを行っていなかったので買取専門店で売却すればよかったのですが、最近では各キャリアも下取り価格を上げるなど下取りを強化しています。
そこでこのページではスマホ・携帯電話を売却する前に知っておきたい、「キャリアの下取りと買取専門店の違い」、「どれぐらい買取価格に差があるのか?」、「下取りのポイント」などを解説します。
知っているのと知らないのでは買取金額に大きく差がつくこともあるので必ず知っておきましょう。
この記事の目次
キャリアの下取りと買取専門店での買取の違い
キャリアの下取りと買取専門店での買取の違いは何でしょうか?
その違いはズバリ、現金を受け取れるか、受け取れないかです。
買取はメーカーや年式や型番などの情報から中古市場の相場を反映して買取価格の基準が決まります。
その買取価格の基準からスマホ・携帯電話の状態や付属品の有無によって買取価格が変わります。
基本的に提示されているのは最高金額なので、買取価格が上がるということはなく、付属品の欠品によって買取金額が下がるのみです。
ただし、新品の場合は別で査定され、中古品よりも高い金額で買取してくれる買取店も多いです。
一方キャリアの下取りでは現金を受け取ることが出来ません。
ほとんどのキャリアで、新しいスマホや携帯電話を買う際の資金として利用できたり、一定期間利用代金が割引になるようになっています。
だから、新しく白ロムを購入して、格安SIMで運用する人には向いていません。
とはいえ、下取りも悪いところだけではありません。
下取りは中古市場の相場があまり関係ないため、下取り価格が急激に変動しにくいという特徴があります。(とはいえ、人気機種とそうでない機種では下取り価格に違いがあります。)
このため、買取店の買取価格よりも下取り価格の方が高いことがあります。
基本的には現金を受け取れる買取店での買取の方が人気です。
買取店の買取価格はこのぐらい
2016年7月取材当時の人気機種iPhone6 128GB(ゴールド)の買取価格です。
キャリア | 機種 | 買取価格 |
---|---|---|
ドコモ | iPhone6 128GB(ゴールド) | 33,000円 |
au | iPhone6 128GB(ゴールド) | 28,000円 |
ソフトバンク | iPhone6 128GB(ゴールド) | 31,000円 |
キャリアの下取りだとこのぐらい
2016年7月取材当時の人気機種iPhone6 128GB(ゴールド)の下取り価格です。
キャリア | 下取り価格 |
---|---|
ドコモ | 27000円分のポイント |
au | 29196円分のポイント |
ソフトバンク | 24840円分を通信料金割引・ソフトバンクカードチャージ・商品券・ポイントのいずれかで還元。 乗り換えのみ下取りを実施。 商品券とポイントは実施していない店舗があるため、事前に電話して確認しておくこと。 |
au以外は買い取り専門店で売った方が高くなることが分かると思います。
ただし、auでも1200円の差なので「現金が欲しい!」という時は買い取り専門店での売却がおすすめです。
下取りはほとんどがポイントで帰ってくるというところがネックですね。
キャリアの下取りだと断られるケースも
買取専門店だとたとえ壊れていたり、画面が壊れていたり、水没マークがついていても買取してくれることが多いのですが、キャリアの下取りだと断られることが多いです。
もし、下取りを利用する場合は下取り条件を必ず確認しておきましょう。
ドコモの下取りNG条件
下取り申込み機種が正規店で購入されたものであり、その購入において不備・不正や携帯電話機購入代金の未払いがないこと
下取り申込み機種に故障、水濡れ、著しい外観破損がないこと(店頭で確認をさせていただきますので、電池パックを装着した状態でお持ちください)
下取り申込み機種に記録されているメモリ・データが消去できること(一切のデータはお客様ご自身の責任で消去していただきます)
改造していないこと
申込者が下取り申込み機種の所有権を有していること
電源ボタン・リアカバー・充電口のキャップ・電池・アンテナなど、購入時に本体に付属しているものについて紛失していないこと
他社対象機種の下取りについては、当社販売機種のご購入1台につき、ご購入翌月末までに1台を下取り可能とすること
他社対象機種の下取りについては、前回の下取りプログラム受付から3か月以上経過していること(前回の下取り対象機種は、当社・他社販売機種を問いません)
出典:https://www.nttdocomo.co.jp/campaign_event/shitadori/
auの下取りNG条件
auスマートフォン・ケータイの場合
下取り対象機種(3カ月以上ご利用)からの機種変更でauスマートフォン、iPhone、auケータイもしくはauタブレットをご購入
今お使いの下取り対象機種が故障、水濡れがなく正常に動作すること
電源が入らない
充電を行っても充電ランプが点灯しない
暗証番号ロック解除とオールリセットが実施されていない
水濡れシールに水濡れ反応がある(メーカー指定箇所を確認します)
製造番号が確認できない、改造などメーカーの保証外となるような場合
出典:http://www.au.kddi.com/mobile/trade-in/
他社スマートフォン・ケータイ(乗り換え)の場合
他社から乗りかえ*と同時に、 auスマートフォンもしくはauケータイをご購入 *:MNP(携帯電話番号ポータビリティ)をご利用した乗りかえ
今お使いの下取り対象機種が故障、水濡れがなく正常に動作すること
電源が入らない
充電を行っても充電ランプが点灯しない
暗証番号ロック解除とオールリセットが実施されていない
水濡れシールに水濡れ反応がある(メーカー指定箇所を確認します)
製造番号が確認できない、改造などメーカーの保証外となるような場合
ご契約者が下取り対象機種の所有権を有さない端末
ネットワーク利用制限(不正契約・不正取得端末利用制限)されている端末(各社「ネットワーク利用制限」ホームページより確認可能)
出典:http://www.au.kddi.com/mobile/trade-in/mnp-trade-in/
ソフトバンクの下取りNG条件
他社からののりかえ(MNP)と同時にソフトバンクでスマートフォン、ケータイ(当社指定機種)をご購入
「通話し放題プラン/通話し放題ライトプラン」+「データ定額パック」または「ホワイトプラン」+「パケットし放題フラット」へご加入(家族データシェアの子回線を除く)MNPの翌月末までに下取りのお申し込みをいただくこと
下取り対象機種が正規に購入されていること
お申し込みする方が下取り対象機種の所有権を保有していること
製造番号(IMEIなど)が確認でき、改造などメーカーの保証外ではないこと
電源が入らない(スリープボタンが正常に機能しない)
初期化されていない、各種ロックが解除されていない
出典:http://www.softbank.jp/mobile/campaigns/list/norikae-shitadori/
【魔法の言葉あり】水没反応ってどこからNG?
水没反応について、どこまでがOKでどこからがNGなのか気になりますよね?
基本的には水没シールにどの程度色がついているかで判断できます。
iphoneの場合、白なら問題なしで赤なら水没ありです。このレベルだと下取りはかなり厳しいでしょう。
しかし、水没した、していないにかかわらずうすーく赤くなることがあります。
もし、下取りでうすく赤くなっていることを指摘されたらこの魔法の言葉を唱えましょう。
「水没させていないのですが・・・湿気の多い環境で使用していたのでもしかしたらそれが原因かもしれません。」と。
この魔法の言葉を唱えても下取りしてくれないこともありますが、何も言わなければ下取りNGとなる可能性が高くなってしまうので試しに言ってみましょう。
【魔法の言葉あり】外装の状態はどこからNG?
次は外装です。意外と水没マークよりも外装の状態で下取りNGとなっている人が多いです。
特にスマホはちょっとしたことで落としたりすることが多いので、それが原因でしょう。
下取りしてもらえるかの境界線はズバリ「外装が割れていないかどうか」です。
例えば、外装に目に見えるぐらいの大きな傷があったとしてもギリギリ下取りしてもらえる可能性があります。
塗装の剥げや細かい傷ぐらいではほとんどの場合で下取りしてもらえるようです。
ただし、ガラケーの場合は塗装の剥げの範囲が広いと下取りNGとなるようです。
スマホ・ガラケーに関係なく、外装に直接デコレーションをすると塗装が剥げてしまう原因となるので注意しましょう。
ガラケーの場合、下取りしてもらえるかは充電ケーブルを指すところにあるキャップも非常に大事になってきます。
もし、無くしてしまった時はこの魔法の言葉を唱えましょう。
「いや~、毎回充電するたびにつけたり外したりするのが面倒で外しちゃったんですけど、使っていないうちに無くしちゃいました・・・」と。
もちろん、この魔法の言葉を言ってもダメなことがありますが、結構通用します。
ガラケーを使っている人は覚えておいて、いざという時使ってみると良いでしょう。
下取りダメだった場合
もし、下取りがダメだった場合はムキになって「どこが悪いんですか!!!!」とすごまず、「そうなんですか、一旦家に戻って考えます。」と伝えて、潔く帰りましょう。
そのあと、近くの買取専門店で見積もりを貰うなり、ネットの買取専門店で見積もりを貰ってじっくり考えるなりすればいいです。
下取り用の携帯電話を用意するという手もありますが、労力のわりに買取金額が安いことが多いので、下取り用の携帯電話が無い方にはおすすめです。
買った白ロム端末でも、下取りOKなの?
下取りしてほしいスマホや携帯電話が白ロムということもあると思います。
「今まで使っていた端末なら自信を持って下取りに出せる!」という人も多いと思いますが、白ロムだと自分が使うまでは他の人が使っていたものなので、不安に感じる人も多いでしょう。
では、白ロム端末は下取りできるのでしょうか?
答えはYesです!
もちろん、今まで書いてきた通り水没していない、外装が破損していないなどを満たしていることが必要です。
【まとめ】しっかりと比較するのが大事!
ここまで買取専門店での買取とキャリアの下取りの両方について解説してきましたが、大事なのは買取専門店での買取とキャリアの下取り、両方をしっかりと比較することです。
結果的に買取専門店での買取の方が買取価格が高いことも多く、また現金による支払いなのでキャリアの下取りの様なポイントでの支払いよりも便利です。
損をしないためにもしっかりと比較してMAX金額で買い取ってもらえるお店に買取・下取り依頼するようにしましょう。
買取・下取りを行っているお店について『使わなくなった携帯電話・スマホ買取でおすすめの買い取り専門店一覧!iphone・xperiaなどはここで売ろう!』にて紹介していますので参考にしていただければと思います。